ルームエアコンの月別出荷台数・前年比の推移

ルームエアコンの月別出荷台数・前年比の推移
ルームエアコンの月別出荷台数・前年比の推移

2026年6月の出荷は1,651千台、前年同月比117.5%でした。1月から6月までの累計は6,527千台で、統計が遡れる1972年以降で最も多い上期です。2位の2021年(5,583千台)を944千台上回っています。前年を下回った月は1つもなく、4月129.5%、5月124.3%と2割以上の伸びが続きました。要因は2つ重なっています。5月中旬の記録的な高温と、2027年4月に省エネ基準が引き上げられることを見越した買い替えです。

ただし、このグラフが示しているのはメーカーの出荷であって、店頭で売れた数ではありません。両者は5月と6月で逆を向きました。家電量販各社の5月のエアコン売上は、ケーズHDが2.3倍、エディオンが218.2%と4社そろって2倍を超えています。出荷の124.3%を大きく上回っており、売れた分を手元の在庫で賄っていた、つまり流通在庫の取り崩しが進んでいたと考えるのが自然です。6月は関係が反転します。店頭は65.8〜88.6%と4社すべてが前年を下回った一方で、出荷は117.5%と伸び続けました。5月に需要が前倒しされた反動で店頭が落ちるなかで出荷が積まれた形で、6月は在庫が増えた月とみられます。

2027年問題と呼ばれている変更の中身は、家庭用エアコンの省エネ基準が2027年4月に厳しくなることです。トップランナー制度はメーカーが年度ごとに出荷する製品全体の平均で基準を満たすことを求める仕組みで、現在流通している最安からスタンダードの機種の多くは新基準に届いていません。安い機種が選びにくくなる前に買っておこうという動きが、上期の伸びの一部を作っています。裏を返せば、その分は将来の需要を先に取り込んでいるということでもあります。

表示単位を年度別に切り替えると、この上期の位置づけが見えます。前年度にあたる2025年度は10,029千台で、過去最高の2020年度(10,097千台)に迫る水準でした。高い年度の翌年にさらに2割以上積み増しているのが2026年度で、4月から6月の3ヶ月で3,980千台、前年同期比122.6%です。7月中旬から下旬は西日本の平均気温が1946年以降で最も高くなり、店頭も135.8〜154.9%と回復しました。積み増した在庫が動いたかどうかは、7月分の出荷が公表された時点で確かめられます。

Powered by CrossAI

ルームエアコンの月別出荷金額・前年比の推移

ルームエアコンの月別出荷金額・前年比の推移

ルームエアコンの平均単価・前年比の推移

ルームエアコンの平均単価・前年比の推移

データについての分析コメントを閲覧するにはログインが必要です。

会員登録がまだの方は新規会員登録を行ってからログインしてください。

データについての分析コメントを閲覧するにはログインが必要です。

会員登録がまだの方は新規会員登録を行ってからログインしてください。

家電量販企業のエアコン月次売上前年比

家電量販企業のエアコン月次売上前年比

データについての分析コメントを閲覧するにはログインが必要です。

会員登録がまだの方は新規会員登録を行ってからログインしてください。

データについての分析コメントを閲覧するにはログインが必要です。

会員登録がまだの方は新規会員登録を行ってからログインしてください。