はじめに
デジタルカメラの過去10年間の出荷台数・金額を見ると激変していることが分かります。2000年代は毎年1,000万台以上の出荷があった市場は、2010年の1,057万台を最後に毎年2桁ダウンが続き、2017年に一度台数増加もありましたが、2018年には約285万台まで縮小しています。このように需要が変化した要因は、カメラ機能も進化しているスマートフォンが急速に市場を拡大させたことに尽きます。その中でも、10年前はタイプ別構成比で10%程度だったデジタル一眼レフなどのレンズ交換式が、2018年には約37%まで拡大し、レンズ交換式の中でも一眼レフよりもミラーレスの構成比が大きくなるといった変化が出ています。
デジタルカメラの月別出荷台数
※出典元:カメラ映像機器工業会(CIPA)
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