はじめに
Joshinは、競合の激しい関西地区で地域密着経営を実践してきました。伝統のある企業であり、社員の商品知識や接客応対能力も高く、顧客満足度を重視した経営を続けています。2026年4月1日には、上新電機株式会社から株式会社Joshinへ商号を変更しました。
Joshinの特徴は、関西と一部の東海地方、および連結子会社が展開する北陸・信越地区に集中出店するドミナント戦略を徹底させ、商圏内の顧客に密着した商売を行っていることです。無理に出店エリアを拡大せず、効率的に顧客への商品提案・サービス提供を行っており、顧客管理やサービス提供にはすぐれたものがあります。配送設置・工事は子会社のジョーシンサービスが行っており、その技術スキルは高いものがあるので、営業政策と一体化した質の高いサービスを提供することが可能になっています。また、店舗のないエリアに対してはEC事業でカバーすることに徹しており、EC化率は2024年度で17.1%とヨドバシカメラに次ぐ2番手の水準です。物流センターの新設など、EC事業の強化を進めています。
業績は、コロナ特需のあった2020年度を除くと、売上高が4,000億円台前半で長く横ばいに推移してきました。営業利益は2024年度に37億円まで落ち込みましたが、2025年度は阪神タイガースのリーグ優勝セールもあって売上高が4,367億円、営業利益は54億円へ戻しています。なお同社は7社のなかで唯一、経常利益が営業利益を下回ります。支払利息と証券代行事務手数料が営業外収益を上回るためで、他社と利益率を並べるときは注意が必要です。
各四半期の3か月分だけを取り出した数字です。決算短信が公表するのは累計(第2四半期なら6か月、第3四半期なら9か月)のため、そこから前の四半期を差し引いて算出しています。
